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手作り道具の紹介
陶芸をやっていく上で、お気に入りの道具を購入することも楽しみの一つです。
また、自分にあった道具を手作りする楽しさもあると思います。
私が自宅陶芸をスタートしたときは、アルバイト生活だったこともあり、安あがりな道具を色々作りました。
稚拙でお恥ずかしい作りのものもございますが、紹介してみます。
●手作りの切り糸
陶芸用品店でももちろん購入できますが、オリジナルで作れば、長さも太さもお好みです。
DIYセンター等で、ステンレスワイヤーを、好みの長さにカットしてもらい、端っこに何か取っ手になるものをつけるだけです。
私の場合は、いくつかの太さを用意して、細かいものを作るときには「極細ワイヤー」を使って精度をあげています。
細かいものを作るときにはとても便利です。
●手作りの石膏ボード
粘土の吸水用に使います。陶芸材料店で購入するよりも割安だったので作ってみました。
簡単な作り方を紹介します。
(今は、安価な粘土吸水板も出ているので、わざわざ作ってもあまりお得とは言えないかもしれません。)
![]() 完成品。 補強が甘かったので広がっていますが、問題なく使えました。 サイズは約24×24×3cm |
・作り方(余計な材料を購入しないで、安価に簡単に作ろうという目的のものです。)
表面をビニールコーティングしてあるボール紙を手に入れる。
(なければ、クリアファイルなど、石膏がくっつかない、つるつるの板状のものと、ボール紙)
ラップを試したときはしわが寄って失敗しましたが、綺麗にはがれました。
石膏は1.8キロくらい使いました。DIYセンター等で購入できます。
今回の完成サイズは24cm×24cmくらい。
ボール紙で高さ4cmくらいの箱を作る。
隙間がでないよう、布ガムテープでしっかり止める。
側面は石膏の重さで広がりやすいので、適当に補強してください。
型はこれだけで完成。
(本来は型にカリ石鹸や中性洗剤など離型剤を塗るのですが、くっつかないものにすることで省略しました。)
水1.5リットル程度(石膏の袋の分量を参照してください)に石膏をぱらぱらと降り入れて、上澄みを捨てる。
1〜2分、空気を混ぜ込まないようゆっくりかき混ぜる。
石膏液を型に流しいれて、30分ほどで固まります。
ガムテープをはがして型から出し、数日しっかり乾燥させて完成です。
角は、ヤスリなどで丸めてください。粘土に石膏の欠片などが混じるのを防げます。
またステンレスワイヤーを入れて作ったら丈夫に出来るだろうと思います。
※追記:石膏の欠片が粘土に混じるとトラブルの原因になるようです。
石膏を混ぜるのに使った道具にもご注意願います。
●手作りのタタラ板
単純に5ミリ厚さの「シナベニヤ」を購入して、のこぎりで3cm×45cmにカットしただけです。
これは、購入するより大分お得だと思います。
いまのところ狂いも出ていない(わからない範囲)状態で10年近く使えています。
ちなみに厚さ1mmの板は陶芸材料店で購入しましたが、1ミリ厚のプラ板をカットしても充分だったろうと思います。
実際0.5ミリが欲しくてプラ板をカッターで切って作ってみたところ、かなり重宝しています。
ネックレスなど細かいものを作るときに役立っています。
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